今回は佐渡島で暮らすフリーランサー、”たれまゆ”さんにインタビューをしてきました。

新卒で大手人材系企業に入社し企画・営業を担当したのちに退職・独立を果たし、フリーランサーとして活躍しています。

今回「サラリーマンに戻るために就職活動で都内に来ている」とのことで、渋谷の居酒屋でお話しをお伺いさせて頂きました。

営業系職種からフリーとして働いてみたい方必見の、「フリーランスの実態」をあますことなく教えてもらいました。

タレまゆ:新卒で大手人材会社に就職。大学への講演活動など新卒領域を担当。
2019年1月から佐渡島にてフリーランスとして活動を開始。
2019年8月からサラリーマンとして再度就業予定。
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フリーランスからサラリーマンへ戻る決意

ー今回東京には就職活動で戻ってきているとのことですが、どうされたんですか?

一回サラリーマンに戻ろうと思いました。今1社最終面接の結果を待っているところです。

 (追記その後無事に内定となったようで東京に戻られました。)

ーフリーとしてはどれくらい活動されていたんですか??

半年行かないくらいです。

フリーランスはすごく楽しいし、自分で時間をコントロールできるのは非常によかったです。

一方で自身の限界も感じていて、今のスキルの切り売りでずるずると続けているという感覚がありました。

なので、もう一回サラリーマンとして会社に所属して力をつけたいなと思ったのが(転職活動を始めた)きっかけですね。

「フリーランスが稼げる」はある意味当たっている

ーフリーの時はどういう仕事をされていたんですか?

ライティングの仕事が多かったです。

前職で新卒向けのナビサイトの企画・営業をしていたので、新卒採用関連の案件とかはその知見を活かして単価も高くやらせてもらってました。

新卒の給与の2倍くらいまで到達しました。

あくまで瞬間最大風速ですが…。

その分その月はけっこう頑張りました。

案件も、ありがたいことに単発ではなく複数月にまたがるプロジェクトがあったので、比較的安定して仕事がありました。

ただ、たとえ文字単価が高くても自分が興味を持てない案件だと大変に感じました。

私自身がペーパードライバーなのに車の保険の記事を書いてた時は流石に「どうして自分がこの記事を書いているんだろう?」という気持ちになっていました。

それに、たまたま新卒採用関連の知識があるから関連した案件をたくさんもらえていましたが、「この状況も持って2年くらいだな」と思ったんです。

ーどうしてそう思われたんですか?

新卒採用市場は目まぐるしく変わります。

特に21卒以降は経団連の指針見直しなど、今までに無い動きもあります。

会社を退職してからエンドユーザー側(就活生)以外との接点が薄くなっていましたし、そうなった時に自分の”古い”知見をただ切り売りしているだけになってしまいます。

「新卒採用市場の転換期にその中心にいれないってなんか勿体無いな」と思ったことも転職を考えるきっかけになりました。

自身の稼ぐ力が想定以上に低かったという事実もしっかり見つめて、修行のためもう一度サラリーマンに戻ろうと思いました。

そこまで必死に働かなくてもいいかと思わせてしまう佐渡の風景

サラリーマンってある意味すごい楽

ー複業家として大変なところってどんなところでしたか?

よくいう”セルフマネジメント”がかなりキモになると思いました。

佐渡島というか地方全般にいえる事ですが、生活コストが低いのであまり稼がなくても生きて行くことができてしまいます。

私は自制心のカケラも持ち合わせていない上にそれほど身体も丈夫ではないので、一日何もせずということも多々あったんです。

週5日出社しなければいけないという一般的なサラリーマンの働き方は、ある意味楽なんだなと思いました。

決められたスケジュールがなくて、かつ現状維持で困らないとなると、言い方は良くないかもしれませんが、無限にサボれてしまいます。

ツイッターでは「フリーランス最高」みたいな意見がよくありますが、「本当に自分がその働き方に向いているのか」どうかということはきちんと見極めた方がいいと思います。

人間追い詰められたら仕事すると思うのですが、あんまり追い詰められたりもなかったですか?

人間追い詰められても実感がわかないと仕事しないんですよ

もちろんそうなると先方からの信頼も仕事も失ってしまいます。恥ずかしながら、私も経験があります。

個人でも公演を行なっている

フリーランスを挟んでも大手の面接は受けられる

ー再就職はどういう企業を見ていますか?

業務委託でのSNS・メディア運用や前職で得た採用市場の知識を活かしてWebマーケターや、人材系企業の企画職を見てました。
1社最終面接の結果を待っています。

そちらの企業の内定が出なかった場合は、未経験ではありますがエンジニアも視野に入れています。

ーどういうところを受けたんですか?

有名な新卒系メディア運営会社だったり、大手企業のグループ企業を受けたりしてます。

ー半年個人で活動していても、大手企業の面接へいけるのですね

会社員ではなかった期間を空白と見られるかその間の経験も評価してもらえるかはケースバイケースで、マイナスに見られる事も正直あります。

私はとにかく、フリーの期間もあわせてこれまでの業務経験を棚卸しして、その企業に貢献できるポイントを整理することを意識しました。

最初にお伝えした通り、今1社最終面接の結果待っていて、合格したらそこに行きます。

フリーランスになりたい人って、リモートワークに憧れる人も少なからずいると思うのですが、実際にやって見て、対面の方がやりやすいと感じる場面もありました。

リモートワークはあくまで一つの手段であり、それを目的にしてしまうとよくないと思います。

例えば山手線で出勤するのが苦痛なら、職住近接で解決できるかもしれない。

シェアハウスなど家賃を抑える手段は沢山あります。

リモートワークそれ自体は少なくとも自分はあまり重要じゃなかったどころか、マイナスに働いているとすら感じていましたね。

ー未経験での転職でなぜエンジニアが候補にあるのですか?

独立後からプログラミングを勉強していて、ちょっとしたWEBサイトくらいなら作れるようになってきたところです。

幸い私はそれなりに楽しんでプログラミングに触れる事ができているので、スクールの力も少し借りつつ、エンジニアとして就業することも選択肢の一つとして考えてます。

ーエンジニア転職はよく話題になりますが、サイト作れるようになるまでやってみてどうでしたか?

合ってるか合ってないか人によって結構分かれるだろうなと思いました。

未知の事柄について考えること、調べることが好きな人は向いてるかなと思います。

あと、向いていたとしても、日々進歩する技術にくらいついていけるかどうかはまた別だと思います。

本当にプログラミングが大好きでひたすら技術を追及していける人には到底かなわないなとも思いました。

一方で市場的に見れば(狭義の)エンジニアは不足気味ということもあって、技術力が爆発的に高くなくてもしっかりと実務経験を積めば高い単価が保障される土壌はあるようです。

もちろん諸々手放しで勧められる代物ではないのですが、プログラミングはフリーランスが文字通りランス(武器)として持つのに適している技術だという実感はあります。

フリーになってよかったと断言できる

最後にですが、ぶっちゃけフリーになってよかったですか?

これに関しては間違いなくよかったと言えます!

但し書きに20代のうちにという一言はつくかも知れません(笑)

30代ではじめて独立するよりも圧倒的にサラリーマンとの行き来がしやすいかなと。

あと、”自分を市場にさらす”という経験ができたことがよかったです。

集客力、専門技術(知識)、自己管理能力、など含めた自分の今の総合力で最大これくらい稼げるんだな、市場からこのくらいの値段で必要とされるんだなっていう目安を知ることができました。

1ヶ月本気を出すとこれくらいの金額、省エネモード(週16時間ほど稼働)だとこれくらいの金額という風に自身の稼げる力を可視化できたのはフリーランスならではだと思います。

会社員時代の写真

しかしながら、私の稼いだ金額をみるに、会社員時代と比較して別段お得であるとは感じませんでした。
正直自分の認識の甘さを痛感しました。

どんな人も常に全力を出し続ける事は出来ないですし、「もっと頑張ってアレをやれば」みたいな皮算用は無意味だと思います。

自分が今やったこと、出した成果が全てです。

”自分がコンスタントに稼ぎ続けられる力”を過信しないために、自分の最低価値を見極めるという意味でもフリーランスに挑戦してみることは悪くないと思います。

ずっと全力で仕事し続けるって難しいので(笑)

この記事を書いた人
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ふじもん

AW編集長。
大手人材会社⇨2期目のスタートアップ⇨渋谷のベンチャー。
1社目の同期である社長に誘われ、AWに参画。

複業をすでにされている方がいらっしゃいましたら、是非ともお話お伺いしたいのでメッセンジャーでご連絡ください。

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