綿谷彩:神戸出身
大学在学中にネイルサロンを開業
その後自身の興味関心がある「栄養学」を元に事業を開始
現在も定期的にセミナーを開催している
セミナーはこちら

独学で栄養学を学び事業化へ

ー綿谷さんの仕事を始めてからの経歴を教えてください

大学在学中にネイルサロンを開業して、そこから6年間経営しました。

接客業で人と関わるうちに、「自分は凄く狭い世界の中にいてるな」って感じたのが、他のことに視野を向けたきっかけです。

自分の人生を考えた時に、ずっとこの仕事で40、50歳まで続けられるかを考えたら絶対無理やなと思って。そこから、「自分にできることってなんやろ」と考ええました。

その時に、母親が元々栄養のことを勉強しており、医者である父親とヘルスクリニックという形でみんなの健康サポートをやりたいと言っていたことを思い出しました。

母親が20年もの間、栄養の重要性を伝え続けていることについて興味を持って、自分でも栄養について勉強をし始めました。

現在3年目です。途中ネイルサロンの運営と並行しながら準備をして、3年目になり栄養系の事業が安定するようになってきたので、ネイルサロンを閉めて、今は栄養学という分野で仕事をしてます。

ご自宅を利用したサロン

学生時代にネイルサロンを開業

ーネイルサロンを始めたのは大学のいつぐらいからですか?

20歳なので、大学3回生の時です。

今まで雇われたことがないのですが、自分一人で2,30万くらい稼ぐことはどんな仕事でも全然いけるなと思っています。

会社規模で、従業員を雇って何千万のお金を動かすとかなったら、新しいノウハウとか、違う目線で勉強しないといけないと思いますが…(笑)

ーネイルサロンはどのようなきっかけで始めたんですか?

(ネイルが)できたからです(笑)

ーそこから開業しようとまで思う方は少ないのではないかと思いますが、どのように準備を進めていったのですか?

ネイルは材料費に結構お金が掛かります。

買ったとしても使い切るには何回もやらないとなくならへんし、しかも毎回同じ色を使う訳でもありません。

自分のためだけに買うと、余ってしまい材料費がもったいないので、「材料費代くらい稼げるようになったらいいな」という気持ちからスタートしました。

普通のネイリストの方は専門学校に行って学んだりしていますが、学校に行っても経営が上手くいくかどうかは別問題だと考えたので、完全に独学です。

ネイリストは資格があるわけではないので、学校に行くことは必須ではないわけです。

それに、そこまでネイルに対して強い思いがあったわけではなかったので、「材料費もらえるんやったら誰かにやってあげよう」という軽い気持ちです。

母が口コミで広げてくれて、そこからお客さんになってくれた方もおりました。

また、できひんけど「できる」とはったりをかましたりしてやっていました(笑)

施述している時も、途中でトイレ行って、YouTubeみて、「こうやってやるんや」ということを確認しながら、技術をあげていきました。

一人では無理やったので、もう一人ネイルが上手な女の子を雇って、その子を隣で施術させ、その様子を横で私はそれを見ながら、「なるほど。そういうふうにすんねんや」っていうのを見て覚えていきました。

ー店舗の場所はどうされていたんですか?

実家の1階の下にスペースを母が作ってくれたので、そこでやってました。

あとは物置を片付けてそこも活用しました。

ーご自宅でスタートをされたんですね。実際に開業をしても皆さん集客で苦労される方が多いと聞きますが、どのように広げていったんですか?

お店にチラシ置いて頂いたり、ブログを見てご来店していただいた方が多かったです。

なので、全く知り合いではない方も来てくれることがありました。

ーちょっと行動するだけでもだいぶ変わりますね。

そうですね。ネイルについては検索ワードから需要があることもわかっていましたので、考えればお客さんに困ることはないと思っておりました。

少し話が変わるのですが私、ダンススクールを10月から経営することになったんです。検索ワードで、「西宮 ダンス」ってめちゃくちゃ少ないんです。

でも、「ネイル 芦屋」って検索ワードはめちゃくちゃ多いんです。

絶対数、それに興味を持ってる人たちがそもそもいるのは大きいですね。反対にダンスであれば需要を創出していく必要があるかもしれません。

自身の興味関心を事業化する

栄養学自体を学びだしたのは5年前です。

元々は自分のために勉強しました。

最初は仕事にするつもりはあんまりなかったです。

なったらいいなとは思っておりましたが、「どうやったらできるか」ということはまだその時は頭になかったです。

そこからネイルサロンで、お客さんに喋ってたら、「セミナー形式でやってみたら?」と言われたことがありました。

なので、自分が思うことを全部まとめて、スライド作ったところが始まりです。

「これちょっと長すぎるな、言いたいことまとめなあかんな」というところからブラッシュアップかけていって…。

そこから事業が軌道に乗るまでが大変でした。
資金的にも余裕がない状態で、1年ぐらい厳しい期間が続きました。

どこが大変だったかといえば、自分もネイルサロンでネイリストとしても働き続けていたからです。

そこで、事業を切り替えるにあたって、全部雇ってた従業人にも辞めて頂いて、そこから自分だけで現場に入りながら栄養学をやっていくスタイルに変えました。

ー栄養学の事業は具体的に何をされているんですか?

セミナーの実施と、サプリメント・調味料、お野菜の分野で企業さんと提携をしています。

イメージで言えば対面型のアフィリエイトです。

「私ここで買い物してこれ使って元気になってんねん」っていうのを教えてあげて、そこから購入になれば企業さんからお金をいただくイメージです。

ー案件獲得はどのようにしていましたか?

アンテナ張って、「この人に出会いたい」ということをみんなに言いっていました。そうすると、「あ、いるで」みたいな感じで紹介をしてくれる人が出てくるのです。

ー言い続けてたら人が来たということなんですね。

すぐ現れました(笑)

お客さんと対等の目線だからこそ信頼してもらえる

セミナーで情報提供して、アドバイスさせて頂いた方が「私はサプリでは嫌や。食べ物だけでやりたい」と仰られていたら食べ物だけでサポートに入ります。

サプリメントを使う場合は、「これとこれを活用したらいいですよ」ということを伝えてあげて、その人向けにオーダーメイドでプロデュースをしています。

そのカウンセリング料ではお金を取っていなくて、買って頂いた分の紹介料をもらえる形にしているので、お客さんとは同じ立ち位置です。

(お客さんに対して)自分が上の関係じゃないんです。

私も一人の実践者で「こうやってやったら上手くいったよ」ということを、先輩として伝えるイメージでいつも喋っています。

企業側に立って喋るとお客様目線がなくなってしまうと考えています。

起業は特別なことじゃない

ー私が大阪にいた時、お知り合いの方もトレーナーとして一緒にご自宅でパーソナルトレーニングをされていたと記憶しておりますが、現在はどうされているのですか?

彼も独立しました。
それもたまたま、「そんだけ頑張ってるんやったら応援したい」と言ってくれた方がいて、ジムを建てることになり、そこでパーソナルトレーナーをやらせてもらえることになりました。

ー言い続けていると実現したのですね。

 綿谷さんの独立志向というか、自分でやっていきたいという思いは、ネイルサロンを始める前からお持ちだったのですか?

いえ。「独立したい」ではなくて、雇われて生活することに想像がつかなかっただけです。
別に今も自分でやりたいとは思っていないです。

単純に「サラリーマンの収入では、自分が思い描くライフスタイルは手に入らへん」と思ったから自分で事業をすることにしました。

別に自営業をやりたくてやってるわけじゃないですよ。
保障とか色んな目線で見ても雇われて働きに行くということは、大事なことやと私は思います。

今でも労働収入ができたらいいなと思っておりますので。
なので起業が絶対に良いと思っているわけではありません。


ただ、今の時代自分のビジネスを持たずにどないして生きてるの?とは思います。

まとめると、目的が起業だったんじゃなくて手段がたまたま、今時点で起業だったとう結果論です。

自分の人生を思い描いた時に、どの手段でなら、自分の思い描く未来に向かっていけるかというところで選んだら、サラリーマンじゃなくて自営業というところになっただけです。

サラリーマンも良いと思います。
それで働ける人は尊敬します。

私はじっとできないので、同じ所にずっと通い続けられません。
(サラリーマンって)継続できるということですので、それは凄いなと思っています。

フリーランスのやりがい・大変なところ

ー今やってて、やりがいとか、あと大変なところ、良いところ悪いところを教えてください?

やりがいは、「自分が発信したことによって、影響が出てその人の人生が変わること」です。

私は「一時的に関わったらいいな」とは思っていなくて、「関わり続けることで、その人の人生が変わっていったらいいな」と思っております。

食事が変わると思考も変わりますし、色んな見え方が変わってくると思います。

食事に関しては、自分のためにやったことで家族が変わって、家計が変わり、その時点だけではなく、その後も受け継がれていくような話題であるなと、私自身やってて思います。

それは「凄くやりがいを感じる仕事やな」とも思っています。

あとはセミナー講師をやっていて、自分の時給単価が上がっていくことによっての自己評価が上がっていくことは凄く感じてます。

「また私の時給が上がったな」みたいな(笑)

今やってて楽しいなって思います。

ー大変なところでいうとどうですか?

集客の部分も「色々仕組みを考えていかなあかん」というところです。

一応私は新規のお客さんばかりを探しているわけではありません。

サプリメントとか調味料とかを購入してくれたお客さんがいれば収入になる仕組みなので、リピーターの方がいれば、新規を探し続けなければいけないわけではないんです。

実際セミナーに出てもお客さんがゼロになることはなく、どんどん購入量が蓄積されていっています。

やればやるほど安定に持っていけるといいますか、経理的にはお金が入ってくるように仕組み立てしています。

ただ栄養学を聞いてもらうにあたっては、新規のお客様を募集する手段は色々と仕組みを考えてやっています。

一緒に仲間とコラボすることも

フリーランスのコミュニティ=”サロン”

その部分に関しては、今サロンで仕組み化をしています。

その辺りで協力してもらっている人も何人かおります。

少し話は変わりますが、結局複業をやるにしても、人と環境がないことによってはやっていけない人が多いと感じています。

なので、そういった方々が稼いでいけるような今プラットホームを作る作業をやっている最中です。

ーサロンというとどのようなものでしょうか?

レンタルスペースのようなイメージです。

場所があってそれぞれみんながそこを借りて、お互いに仕事をしている。

そこで仕事をしている仲間はお互いのことを知っている状態です。

例えば筋トレの人がいたら、「筋トレやったらうちにいてる子と一緒にやってるトレーナーの男の子いてますよ」というようにアポを私が調整してあげます。

その中で、他の入居者も私の栄養学を受講してくれています。

私の講座をいいなと思ってくれている人が、レンタルスペースを一緒に借りてやっているので、みんなが私の栄養学のことを周りに話してくれます。

「○○さんも受けた方がいいですよ」みたいなことを言ってくれる仲間を募っているイメージです。

ーそこのサロンに来ている人たちは、みんな栄養学で来てるっていうよりは、各々、別の分野でお仕事をされているんですか?

そうです。

どこに身を置くかによって、働き方に関する考え方は全然変わると思います。

だからコミュニティにしています。

みんな「赤信号もみんなで渡れば怖くない」という感じですので、そういう人が当たり前に居るとそれが当たり前になります。

逆にサラリーマンの環境にいると、「赤信号はしっかり止まる」ということが当たり前になってきます。

こういうコミュニティを作ることで、すでにサラリーマン以外の働き方をしている人がいるので、「あ!私もできるかも!」と思うようになってきます。

ー実際に周りに独立した方はいますか?

独立とまではいきませんが、自分で考えてお金を生み出すってことをやろうとしだした子は多くおります。

例えば、元々プロボクサーでやっていた知人がいるのですが、今までは工場で働いておりました。

その彼が今は週に1回とか決めた日程に友だちに声かけて、ボクシングを教えています。

短い時間ではありますがそれも十分複業やと思っています。

30万とか稼げるくらい結構大きな金額を生み出せることが「複業」だと思ってる人も多いですが、1万でも2万でも自分で考えて生み出しただけですごいと思います。

それくらいの規模でしたらやってる子は多いです。

他にもデザインが得意な子に、私が仕事とってきてあげて、デザイン案件を提供してあげることもありました。

もともとWeb制作会社に勤めていたのですが、私が仕事とってくるようになったので今はフリーで働いています(笑)

動きたいのに動けない方に伝えたいことは、「やってみたらええやん」ということです。

自分がやることに価値があるかどうかを判断するのは、お客さん側やと思います。

自分がやってきたこと、学んできたことは、自信持っていいことやと思います。

2,30万とか稼ごうって思ったらちょっと考えなきゃいけないですが、「やる」と決めて、「じゃあどういうふうにしていこうか」、「こういう人に向けてやっていきたい」、みたいなニーズ設定して、ターゲット層を決めてやればいいだけです。

例えば40代の人だったら、「40代の人はどういうことを求めているんだろう」となった時に、「子供がだいたい手が離れてきて時間ができて、コミュニティの中に入りたいな」と思ってる人っていっぱいいてると思うんです。

だから、ボクササイズをやるとなったら、「マンツーマンでやるだけじゃなくてグループレッスンも用意してあげる。それで友だちもできるから嬉しいのではないか?」、みたいな感じで、ゴールから設定して逆算していくだけです。

ー周りにも綿谷さんのような動きをしている方はおりますか?

徐々に増えてきました。
妊娠した時に、「みんな周り妊娠してる、妊婦こんなにいるやん」みたいに思うのと一緒で、自分がアンテナ変えて意識した時に意外といます。

気づいてないだけやと思います。

アンテナが張れてないってだけの話です。
グレイテストショーマンという映画はご存知ですか?

グレイテストショーマンがあれだけ大ヒットしたっていうのは、結局そういう時代になってきたからやと思うんです。

今までの、いい大学を出た学歴がいい人たちが特別扱いされていた時代から、私たちみたいに何か得意なことを持ってそれを生かして仕事してる人たちがフォーカスされる時代になったんだと思います。

異端人とか言われて叩かれてきた時代は終わりかなって思ってます。


この記事を書いた人
アバター
ふじもん

AW編集長。
大手人材会社⇨2期目のスタートアップ⇨渋谷のベンチャー。
1社目の同期である社長に誘われ、AWに参画。

複業をすでにされている方がいらっしゃいましたら、是非ともお話お伺いしたいのでメッセンジャーでご連絡ください。

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