ターゲティングの意味とは?

ターゲティングとは、顧客の年齢・性別・目的・趣味など市場をしぼったマーケティング活動の一種です。「ターゲット市場」や「ターゲットマーケティング」などと呼ばれることもあります。

ターゲティングを行うことで、消費者のニーズに合った商品展開ができるでしょう。またコスト削減にもつながります。
 
ここで身近な会社のターゲティングについて例を紹介しましょう。コンビニスイーツが注目される中、大手第3位のファミリーマートで人気商品といえば「俺のシリーズ」です。
 
プリンやコーヒー、どら焼きやエクレアなど種類も豊富。現在は販売終了していますが、いまだ復刻を希望する声も根強いシリーズです。
 
このシリーズの特徴といえば、まずは内容量。普通のプリンが1カップ100g程度なのに対し、「俺の丼プリン」は420gです。またパッケージは白と黒を基調として、男性も手に取りやすいようシンプルにデザインされています。
 
「俺の」というシリーズ名の通り、男性をターゲティングにした事例です。また男性だけではなく、「自分へのご褒美に」「ストレス発散に」という目的で女性から支持されていたことも、マーケティングにおけるポイントでしょう。

ターゲティングをするメリット

現在「業界トップ」といわれる大手企業。その多くがターゲティングによって、マーケティングを成功させています。例を挙げると

・服に興味がない人をターゲティングした「ユニクロ」
・シンプルなデザインで統一した「無印良品」
・高級志向の「スターバックス」
・商品の量より質を重視した「成城石井」
 
など、ターゲティングの成功事例は身近にあります。なぜターゲティングがマーケティングにおいて、それほど重視されるのか? ここではそのメリットについて、改めて整理していきます。

1.戦略を立てやすくする

営業において、特にターゲティングは重要となります。「集客できるのに成約に至らない」という悩みがあるとしましょう。これは事前に設定していたターゲティングが、はずれていたことが原因であると考えられます。

たとえばTwitterのキャンペーン。SNSを使った広告は注目度が高く、話題性があるでしょう。しかし「プレゼントの内容と購買層が合っていない」「誰に向けてのキャンペーンなのかわからない」という不満の声も見受けられます。
 
そこでコンビニ最大手のセブンイレブン。コンビニの使用回数が低下している若年層をターゲティングし、マーケティング活動を展開することにしました。
 
具体的には、人気YouTuberとのコラボ企画など。これによりターゲティングした若年層の来店回数を、10%増加させることに成功しました。

2.施策が成功しているか確認できる

ターゲティングの失敗事例として近年話題となった例が、コンビニ大手のローソンです。会社の独自製品・プライベートブランドのパッケージをリニューアル。ベージュやクリーム色を基調とし、やわらかな印象を与えるデザインとしました。

しかし内容がわかりづらいとSNSで炎上。また店員からも「陳列しづらい」と不満の声が上がりました。
 
このようにターゲティングは、成功と失敗が明確です。そして失敗しても原因が明らかであるため、修正は行いやすいでしょう。
 
ローソンは後日、パッケージデザインを変更。ターゲットの声を受け、おしゃれとわかりやすさを両立したデザインとなりました。

3.顧客に的確にアプローチできる

顧客へ効果的にアプローチできることが、ターゲティングの最大のメリットといえるでしょう。たとえば衣料品の「しまむら」。Webチラシや動画配信に力を入れる一方で、テレビCMを廃止すると発表したことが話題となりました。
 
適切にターゲティングを行うことで、事業を思い切った方向へ進めることが可能です。またテレビCMの費用をSNS広告に使うなど、効率的に資金を回すことができるでしょう。
 
そしてコスト削減は、人材的にも当てはまります。効果の高いアプローチから、優先的に実行していくこと。これは現場で働く営業の負担軽減と、モチベーションの維持につながります。