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日本の会社の8割以上が、何らかの形で朝礼を行っているといわれています。毎日行っている会社が大多数ですが、週1回から2回、あるいは2週で1回というような会社も見受けられます。
中には朝礼の替わりに体操や運動を行っている会社もあるようです。また、リモートワークやテレワークが浸透している環境においても、オンライン上で朝礼だけはしっかりと行うという会社もあります。
若い世代の間には「朝礼は必要ないのでは?」という意見も多いようですが、多くの会社が取り入れているように、会社には朝礼は必要と言えます。
その大きな理由のひとつが、朝礼は「これから仕事をするぞ」と、気持ちを切り替えるスイッチの役割を果たしてくれるからです。
仕事においてオンオフの切り替えは非常に重要。朝一番のスタートを効果的に行って、その日の仕事のモチベーションを作り出す役割が朝礼にはあるのです。
ここではそんな朝礼について深堀りしていきます。朝礼のスピーチのコツや話すべきネタについても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
ここからは朝礼のメリットについて見てきましょう。前述した、朝礼が仕事モードへの切り替えスイッチの役割を果たしてくれることの他には、次の3つが挙げられます。
・コミュニケーションが取れる
・情報を共有できる
・目的の明確化
これら3つのメリットによって得られるものをひとことで言い表すとしたら、「皆が同じ方向を向いて、全員で気持ちよく仕事ができる」ということです。
このことは現在のような変化の激しい時代には特に必要だと言えます。新型コロナウィルスは社会に大きな変化を生みました。
そのような変化に会社として対応していくためには、常日頃から「コミュニケーションが取れる」「情報を共有できる」「目的の明確化」といったことができている必要があり、それに一役買っているのが朝礼と言えるのです。
次は朝礼のデメリットについてです。結論から言いますと、朝礼のデメリットというのは、朝礼がマンネリ化してしまうということに尽きます。
特に毎日朝礼を行っている会社にとっては大きな課題です。朝礼を続けることに重きが置かれ、内容が薄くなってしまえば朝礼の意味が無いと言えるでしょう。
また、毎回同じ人物がスピーチしたり、似たようなネタの話が続くような単調な朝礼は時間の無駄にも繋がります。
朝礼の目的を決めるほか、簡単なレクリエーションの導入やスピーチの当番決めなど、単調になりがちな朝礼を変えるための施策を取り入れることが必要です。
その日1日の会社としての生産性が上がるような効果的な朝礼を行うためには、朝礼の役割リストを作ることが必要です。
朝礼は社長や一部の管理職が張り切っていっても上手くいくものではありません。社員ひとりひとりが積極的に朝礼に参加し、協力しないことには、その後の仕事にいい影響を及ぼす朝礼はできないのです。
そんな朝礼の役割リストについて見ていきます。この先、会社で朝礼を仕切る側に立ったときのために、ぜひ参考にしてみてください。