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トレードオフとは?例文・使い方&具体的な意味|知っておきたいビジネス用語

トレードオフの意味とは?

「トレードオフ」とは、一方を達成するために他方を犠牲にする交換のことをいいます。 トレードオフを英語にすると「trade-off」。「交換」や「取引」を意味します。

ただし日本語としても定着しているため、「トレードオフ」と訳されることがほとんどです。ここで、似た意味を持つ別の英単語をいくつか紹介しましょう。

trade-off……交換、取引、妥協、代償
exchange……交換、両替、やりとり
interchange……やりとり、交換、取り交わし
replacement ……交換、置き換え、差し替え
 

以上を見てわかるように、トレードオフは特に商業的・取引的なシーンで使われる英単語といえるでしょう。またトレードオフによる取引には、妥協の意味合いが含まれることにも注目しなければなりません。

日本語で「こちらを立てればあちらが立たず」という言い回しがあります。トレードオフとは、まさにその意味。2つの対局にある事柄に対して、一方を叶える代わりに、他方を捨てることをいうのです。

トレードオフの具体例

トレードオフの具体的な例を、まずは身近なものから紹介しましょう。

女性が出かけるために、靴を選ぼうとします。ここで選択肢にあるのは、オシャレなヒールの高いサンダルと、靴底にクッションがきいたランニングシューズです。

サンダルは足元がオシャレになるだけでなく、足を美しく見せる効果があります。一方でランニングシューズは長時間履いても疲れず、足への負担も少ないです。

2つの靴、どちらを選択するのか。ここでデザイン性と機能性という、トレードオフが発生しています。 ただし靴の場合は、デザインと機能の両面を兼ね備えたものも存在するでしょう。

決して両立しないトレードオフ。それは例えば、生物学におけるトレードオフです。

魚や虫など、小さな動物ほど1度に大量の卵を産むことはご存知でしょう。一方で犬や猫などの哺乳類は、1度に産める個体数に限界があります。

これは繁殖能力と生存能力のトレードオフといえるでしょう。小動物は繁殖能力が高い反面、外敵が多く成体になるまで生き残ることが難しいです。しかし大型の動物は危険が少ないため、それほど多くの種を残す必要はありません。

このように生き物の進化とは、トレードオフのくり返しといえるでしょう。そしてこのトレードオフにより、生態系のバランスが維持されてきたのです。

トレードオフの使い方

トレードオフは、ビジネス用語としての使われ方が始まりだといわれています。しかし現在は生物学や軍事用語、政治経済や日常会話にまで幅広く使用される言葉となりました。

ところで、日本語では「二律背反」と訳されることもあるトレードオフですが、「二律背反」は哲学用語に分類されます。正反対の事象が、矛盾しながらも両立している状態です。

一方でビジネス用語の「トレードオフ」は、両立できない状態のこと。似ているようで、多少意味が異なります。

人に伝えることを目的とするビジネス用語は、正しい使われ方をしなければなりません。ここでは場面ごとに、トレードオフの使い方について解説していきます。