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CV(コンバージョン)は、直訳すると変換や転換などという意味を持ちます。
ですが、ビジネス・マーケティングの場では、成果発生・獲得という意味で使われることがあります。
目標となるアクションを起こした状態のことをコンバージョンと言うこともあり、こちらの意味のほうがビジネスでは一般的でしょう。
例えば商品購入を目標としている場合、商品が1回購入されると1コンバージョンということになります。
ビジネスではコンバージョンが利益に直結していることが非常に多く、第三者によるアクションからなる物事であるため、重要指標として扱われることも少なくありません。
いかにして適切なコンバージョンを設定できるかが大切といっても過言ではないでしょう。
広告業界ではコンバージョン指標なしでビジネスを進めることはできません。
広告は一回の出稿につき費用が発生するため、広告をキッカケとした利益を発生させなければ赤字が続いてしまいます。
そこで必要となってくるのがコンバージョン。1回のコンバージョンに対していくら広告費がかかったかという指標(CPA)がコンバージョンを意識する上で大切です。
例えばとある商品を売るために10,000円分の広告費用をかけた結果、売上が100件だった場合のCPAは100円となります。
この場合、1コンバージョンあたりの粗利が100円以上であれば黒字化できますが、1コンバージョンあたりの粗利が100円を下回っていたら赤字になってしまい、意味がありません。
このように、広告とコンバージョンは非常に密な関係になっており、コンバージョン無しで広告費用の最適化を考えることは到底できません。
一概にコンバージョンと言っても、種類によって意味が異なります。
コンバージョン種類ごとの特性を理解していないと、正しく分析できずコンバージョン効率をなかなか高めることができないでしょう。
見方を変えると、コンバージョンごとの特性を知っていたら何が問題点になっているのかを敵活に分析し、今後に役立てることが可能です。
続いてはコンバージョンの種類について見ていきましょう。
広告などから直接訪問してきたユーザーが、そのまま離脱せずコンバージョンに至ることを直接コンバージョンと言います。
例えば、Web広告から通販サイトにアクセスし、そのままサイトを閉じずにコンバージョンが発生したというケースです。
販売代理店などの実店舗であれば、訪問してきたお客さんがその場で購入・契約を決定するということも直接コンバージョンといえるでしょう。
広告などを通じてサイトにアクセスしてきたけど、その場ではコンバージョンが発生しなかった。しかし、後日同じユーザーが再訪問したときにコンバージョンしたというケースが間接コンバージョンです。
間接コンバージョンは、ユーザーが慎重に考えた結果コンバージョンしたというケースが少なくありません。
比較検討などで時間を置いてからコンバージョンしたパターンであることが多いです。
直接コンバージョンと関節コンバージョンは複合することが多いため、分析には注意が必要です。
一人のユーザーが複数回にわけて同じサイトの・サービスの商品を購入することがあります。
この場合、全てのコンバージョンをカウントしてしまうと、コンバージョン件数は100件もあるけどコンバージョンに至った人数は10人しかいないというデータの乖離が発生してしまいます。
こういった同じユーザーによる複数コンバージョンの問題を解消したのが、ユニークコンバージョンです。
設定した期間内の同じルーザーによるコンバージョンは何回発生しても一回とするカウント手法で、コンバージョンに至った人数を分析する際に活用されます。