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働き方改革をわかりやすく解説|目的&メリット、導入背景のまとめ!

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働き方改革の意味をわかりやすく解説!

働き方改革とは、企業における労働環境を大きく見直すための施策です。2017年3月に「働き方改革の実行計画」を発表、2019年4月に「働き方改革関連法」が施行されてから今に至るまで、働き方改革を浸透させるためのさまざまな支援が長い時間をかけておこなわれています。

政府が掲げる働き方改革の目的は「一億総活躍社会の実現」。これは労働に参加するすべての人が能力を発揮し、働くことを通して人生を充実させられるような環境を求めるものです。

日本の労働環境には諸外国と比べて労働時間が長いことはもちろん、労働に対する満足度が著しく低い、という特徴があります。また先進国であるにもかかわらず生産性が低下し続けていることも、解決すべき課題の一つです。

この現状を打破するために、政府は働き方改革を打ち出し、職場環境の改善を促し魅力ある職場づくりを徹底することで、労働者の働きやすさや満足度、企業への帰属意識を高めようとしています。

コロナ禍でメリットに変化が起きた“働き方改革”

新型コロナウイルスの影響により、多くの企業が労働環境の大幅な変更を余儀なくされました。具体的にはテレワークや時短勤務、時差出勤などの実施です。場所や時間を問わない働き方が実現し、働き方改革が一気に進行したといえるでしょう。

しかし、労働形態の変更は一時的な措置である、と考える企業が少なくありません。コロナ禍におけるテレワークは感染拡大防止のため自宅勤務を強いたり、希望しない社員にも適用されたりしています。働き方改革で推奨されるテレワークとは、性質が大きく異なるものなのです。

またチャットだと正確な意思疎通が難しい、やる気が起きず仕事を進めにくい、といった出社しないことで生じる問題も。さらに中小企業においては、テレワークなどの導入を検討すらしていない、という現状があります。

あくまでもコロナ禍をきっかけとして、政府・企業ともに多様で柔軟な働き方を定着させるため、より推進力の強い働き方改革の試みが必要です。

働き方改革の概要をわかりやすく解説!

ここでは働き方改革の概要をわかりやすく解説します。働き方改革では施策を推し進めるために必要な、3つの考え方と9つのテーマを掲げています。

働き方改革の考え方は「働きやすい環境整備」「残業時間の規制」「成果主義の導入」の3つ。

働き方改革の9つのテーマは

「労働時間の見直し」
「多様で柔軟な働き方」
「正規雇用・非正規雇用の格差を解消」
「賃金の引き上げ・労働生産の向上」
「女性若者が活躍する社会」
「海外人材の受け入れ」
「子育てや介護の両立を促進」
「高齢者の就業促進」
「転職・再就職の支援」
です。いずれも古くから日本の労働問題として議論されてきたものばかりといえます。

しかし、これらの課題が解決されれば日本の労働環境は大きく改善し、雇用者側には生産性の向上、労働者側には働きやすさの向上といったメリットをもたらすでしょう。

働き方改革を導入することで、雇用者側は労働環境の抜本的な変革を求められますが、労働者視点に立てば必要不可欠な変化であることがわかります。

働き方改革の導入背景・目的

働き方改革はなぜ必要なのでしょうか。働き方改革を導入する理由は労働人口の低下、出生率の低下、労働生産性の向上の3つ。これらはいずれも日本の労働環境における課題として議論されているものばかりです。

導入の背景を知ることは、働き方改革を理解するうえで非常に重要です。ここからは実際のデータを元に、働き方改革の導入背景をわかりやすく解説します。

1.労働人口の低下

現代日本においては労働を担う15~64歳の人口の低下が著しく、働き方改革をおこなわないと生産活動を維持できなくなる懸念があります。

内閣府がいうには、日本の将来人口推計は2050年には9000万人、2105年には4500万人まで減少してしまうかもしれないのです。

労働人口にいたっては1995年の8000万人から減少を続け、2060年には半分の4418万人まで減ってしまう可能性を示唆しています。働き方改革による人口低下への対策が求められているのです。

2.出生率の低下

厚生労働省の発表によれば、2019年の国内出生数は86万5239人で、前年度の91万8400人より減少しています。

合計特殊出生率も1.42だったのが1.36に下がっており2015年から連続して減少していることからも、出生率の低下は明らかです。

これは働き改革が進んでおらず、女性の労働環境が整備されていないことに起因します。出産・育児でキャリアが中断され再就職が難しいため、出産・育児を選べない、もしくは遅くなる、という現状があるのです。

働き方改革による環境の整備は必須であるといえます。

3.労働生産性の向上

働き方改革が進んでいない日本の労働生産性は低い水準にとどまっています。

日本生産性本部が実施した調査によると、2019年度における1人あたりの名目労働生産性は821万円、実質労働生産性上昇率は前年度と比較して-0.8%という結果が出ており、2年連続でマイナス傾向にあることが判明しました。

また日本の1時間あたりの労働生産性は47.9ドルという結果が出ています。この数字はOECD(経済協力開発機構)加盟国37カ国中21位で、先進国の中では最下位です。

労働生産性の向上は働き方改革の実行をもって早急に解決されるべき課題といえるでしょう。

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