

INDEX
会社を退職し行政手続きをしようとしたら、離職票が見当たらないということに見舞われてしまう人がいます。
離職票は、失業保険の申請のときに必要な書類です。その離職票をなくしてしまったら心配ですよね。
また、離職票を再発行できるのか、退職した会社に依頼できるのか、気になるところです。
そこでこの記事では、もし離職票を紛失してしまったとき、再発行のために何をしたらよいかをご紹介していきます。
離職票の再発行はできるのでしょうか。
結論から言うと、離職票の再発行は可能です。雇用保険法施行規則17条4項には、下記のように定められています。
「離職票を滅失し、又は損傷した者は、次の各号に掲げる事項を記載した申請書に運転免許証その他の離職票の再交付を申請しようとする者が本人であることを確認することができる書類を添えて、当該離職票を交付した公共職業安定所長に提出し、離職票の再交付を申請することができる。」
出典:雇用保険法施行規則17条4項
また紛失以外に、破損してしまったケースでも同様に離職票の再発行ができます。
離職票を再発行できることはわかりましたが、実際に離職票を再発行するには、どのようにしたらよいのでしょうか。
行政や前に勤めていた会社が関わってくるとなると、「なんだかやることが多くて混乱しそう」、と心配されている人もいるかもしれません。
そこでここからは、離職票を紛失してしまったとき、再発行に向けてやるべきことをリスト形式でご紹介します。
最大10ステップありますが、再発行のケースによってはスキップできる項目もあります。
それぞれ詳しく解説していきましょう。
まずは退職した会社に、離職票を紛失してしまった旨を連絡しましょう。
離職票は退職してすぐにもらえるものではありません。離職票は退職後に手続きが始まります。離職票は郵送で届くので、退職日から10日前後待つ必要があります。ちなみに退職日は最終出社日と異なりますので注意が必要です。
離職票の再発行が必要と思っても、そもそも離職票が届いていない可能性があります。離職票の再発行が必要か、確認のためにも一度会社に問い合わせを入れてみましょう。
会社に連絡を入れにくい人は、10のステップに進みましょう。
会社に連絡を入れたら、労務担当者から離職票の再発行について何かしらの指示があるはずです。その指示に従いましょう。会社によっては、代理で離職票の再発行をしてくれる可能性があります。
離職票の発行に必要な書類に離職証明書があります。離職証明書は、退職日から4年間は会社での保管が義務付けられています。そのため退職から4年間は、会社で離職票の再発行をしてくれるかもしれません。
担当者から離職票の再発行に必要な書類などについて連絡があるので、こまめに連絡を確認してください。もし会社がさまざまな理由で再発行をできない場合は、自分で離職票の再発行を進める必要があります。
その場合は3のステップに進みましょう。
離職票の再発行には必要な書類がありますので、それらを準備しましょう。必要な書類は以下の通りです。
以前に勤めていた会社で代理で離職票の再発行を行ってもらう場合でも、離職票再交付申請書の記名・押印は自身で行う必要があります。離職票の再発行をしている間は、会社からの連絡を確認するようにしてください。